評価される頃にはその仕事は終わってる

昨日はサイバーエージェントのグループ総会でした。

今回もたくさんの人が壇上にあがりましたが、
個人的にCAJJ賞をとった渡辺健太郎さんのコメントが心に残りました。

「評価してもらった仕事に関してはすでにほとんど終わっているので
今やっている事とは違うからこれからの話をしたい」
（細かいニュアンスとか言い回しとか違ってたらすみません）

経営者は誰も見向きもしないようなうちから市場に種を撒き
枯れないように数ヶ月、時には数年間大事に大事に事業を育て
やがて花が咲き収穫の時期を迎える。

そうなってやっと評価されるのだけどその頃には
経営者は次の市場を探し種を撒いていないといけない。

経営者とはそういう仕事なのだと思う。

この半期は正直思うように成果が出せなかった。
ただ何も前に進んでいないかというと全然そんなことはない。

まだ外からは見えないかもしれなけど
しっかりと中では人材が育ってきているし
次の桁を変える勝負の下地は着々とできてきている。

今年の7月で創業して丸三年になる。
日高さんと創業期にスマホのメインプレイヤーになると決めてやってきて
iOSでの月間売上が企業として世界で6位というところまでやれた。

だけど僕自身全然まだまだ満足できない。
この3年でLINEやパズドラみたいなメガヒットに次々と抜かれてしまっている。
3年間で嬉しかったことと悔しかったことを比べると
100倍ぐらい悔しかったことの方が多い。

パズドラを生み出したガンホーの決算資料を改めて読みなおした。

とんでもないパズドラの売上につい目が行きがちだけど
オンラインゲームで確実に収益をつくり何年もそれを続け
たくさんのスマホアプリをつくりパズドラを当てている。

面白さにこだわったものづくりも
そういった裏側の見えない努力と期間があってこそなのだと思う。

この前、アプリボットの幹部に集まってもらって合宿で改めてビジョンを決めてきた。
『世界震撼』
世界を震撼させるサービスをつくる。
何年かかるか分からなけど必ずやりきってみせます。

アプリボットのみなさん足元で苦しいこともたくさんあると思うけど
今はしっかり種を撒いて育てていく時期だと思っています。
大きく大きく花を咲かせましょう。

よし、この半期もがんばるぞー！！